山岳部ロゴ.png

一見さんお断り。とても太い人脈で運営させて頂いております。青森の山を登りましょう。

2013 9月

hakkoda_10月_rere

2013/09/20

先日行われた、ハードモードの岩木山登山の記憶も新しいうちかと思いますが、

来月のツアー内容をグイグイ発表します!

 

八甲田山!コーヨーを見にいコーヨー!… 10月は紅葉の季節です☆

 

紅葉時期の北八甲田山を、皆さんの体力・経験に合わせて様々なコースでトレッキングします。

そして登山後は是非、酸ヶ湯温泉(日帰り入浴 7:00〜17:30)で汗を流しましょう☆

 

今回は2日間、それぞれ同じ内容のツアーをいたします。

これにより悪天候の場合は翌日に持ち越すこともできますし、予定も立てやすいかと思います。

両日とも参加して1日目と2日目のコースを変えてみるのも面白いかと思います。

赤倉岳〜井戸岳は《グイグイ縦走コース》でなければ行けませんし、

田茂萢岳やロープウェーからの絶景は《チョイチョイ高見コース》のみ、

オプションピークの「小岳」には《チョイグイ周回コース》を選択しないと行けません。

 

注意して欲しいのは、ホットなカラーの山肌とは裏腹に気温がグンと下がる季節でもあります。

ここからの時期の登山では特に防寒をしっかりするようよろしくお願いいたします。

青森では10月に雪が降ることも珍しくありません。ましては山の天気です。

 

これまでの下見レポート(facebookアルバム)はコチラ↓

キャプテンのソロ登山「大岳・井戸岳・赤倉岳・田茂萢岳」(2013.6.24-25)

ツアーコースの逆回り。アルバムを逆から見ていけばいいかもしれません。

キャプテン&マモル、デュオ登山「雛岳・仙人岱・小岳」(2013.8.26-27)

今回のツアーでは登らない山を登頂してますが、酸ヶ湯〜仙人岱あたりを参考にして下さい。

*NEW!! ツアー下見登山「グイグイ縦走コース」(2013.9.29)

今回のツアー用に改めて下見登山をした模様です。キャプテン&ECK&ユウコ&タケキ&マモル。

 

北八甲田山の王道とも言えるコースのトレッキングです。

分岐もあり、それに応じていくつかルートがあるのですが、今回は目安として3コースご用意しました。

主な分岐点を図のA, B, Cとしまして、体力や天候、装備と相談してコース別に分かれていきます。

以下のMAP画像と照らし合わせながら各コースをイメージしてみてください。

 

– – –

八甲田山ツアーMAP_1

※2つある清水は正式にはどちらも同じ名称ですが、場所を区別するために上記のようにしてます。

 

◎初心者向けコース

《チョイチョイ高見コース》

このコースは、八甲田山をガンガンに登ると言うよりは美しい湿地帯「毛無岱」を眺めて、最後はロープウェー眼下の広大な紅葉を眺めて下山するという、肉体的な負担が少ないリッチなルートです。酸ヶ湯温泉からスタートし、A → B → ロープウェー山頂駅というルートを辿ります。Aポイントで「まだまだ全然余裕」という方は《チョイグイ周回コース》に変更して「大岳」を目指すのもアリです。

 

出発地の酸ヶ湯からロープウェー山頂駅までの途中に給水ポイントはありません。

他のコースの方々よりはかなり早く下山することになります。

頂上飯を食べるとすればロープウェー山頂駅で景色を見ながらゆっくりと食べるのがイイと思います。

山頂駅の中にはレストランや売店もありますし、写真展も開催していたりします。

ロープウェーで下山後は、集合場所の酸ヶ湯温泉までバスで戻って下さい。(運賃大人380円)

あとは温泉に入るなり、キャンプする方はキャンプ場で先に一杯やるなりオマカセします。

酸ヶ湯周辺は「地獄沼」や「ふかし湯」など、歩いて行ける見所もあるので散策するのもありです。

他のコース参加者の下山を律儀に待つことはありません。自由解散です。

ただし、帰宅報告は必ずそのパーティーの中の代表者がキャプテンにするようお願いします。

ヤマスタンプの捺印は後日となります)

 

施設、移動手段などの詳細は以下リンクを参照してください↓

八甲田ロープウェー株式会社

JRバス東北株式会社

酸ヶ湯温泉

(キャンプ場に関しては記事最後に掲載いたします)

 

【八甲田山《チョイチョイ高見コース》】ヤマDATA

ピーク標高:田茂萢岳 (1,324m), ロープウェー山頂公園駅 (1,300m) = ヤマスタンプ2個GET☆
歩行距離:約6km(酸ヶ湯温泉〜ロープウェー山頂公園駅)
高低差:約400m
 
トイレ:酸ヶ湯温泉、ロープウェー山頂駅
給水ポイント:酸ヶ湯温泉前「辰五郎清水」、ロープウェー山頂駅
ケータイ電波:施設付近、拓けた場所はそこそこあり
登山口までの道のり:舗装道路
近隣温泉:酸ヶ湯温泉
 
*展望良好(毛無岱、ロープウェー山頂公園)
*田茂萢岳はピーク点が不明瞭、広い展望も得られず頂上感はない
 
※ 短いコースの上、ロープウェー山頂公園駅にはレストランもあるため頂上飯の持参は任意。
(ただし必ず携行食は準備下さい)
 

– – –

八甲田山ツアーMAP_2

※2つある清水は正式にはどちらも同じ名称ですが、場所を区別するために上記のようにしてます。

◎中級者向けコース

《チョイグイ周回コース》

このコースは、赤倉岳 → 井戸岳の縦走を欲張らず、手堅く八甲田連峰の最高峰「大岳」の登頂を目的とするものです。大岳は中腹以降から森林限界が始まり、ガレ場の急坂(例:岩木山9合目から上の状態)になります。なかなかに消耗するかと思いますが、大岳山頂から仙人岱側に下りた時点でまだ時間と体力があるようでしたら、オプションで「小岳」の登頂ピストンもどうぞ。仙人岱ヒュッテで後続の縦走コース参加者と合流して下山となります。酸ヶ湯温泉からスタートし、A → C → 仙人岱 → 酸ヶ湯温泉という周回ルートになります。Aポイントで、自身の体調や天候と相談して《チョイチョイ高見コース》《グイグイ縦走周回コース》に変更するのもありです。

 

出発地の酸ヶ湯から仙人岱までの途中に給水ポイントはありません。

仙人岱には八甲田清水があり、この水はマジで美味いです。八甲田山の一番のお土産と言ってもいいです。

歩行速度によりますが「大岳避難小屋」で早めの昼食か、大岳山頂で頂上飯という感じになると思います。

健脚でグイグイ進むのであればその限りではありませんが、

無理せずゆっくり休憩しながら進み、後続の縦走組と一緒に大岳を登るのも良いかと。

縦走コースとの合流ポイントの仙人岱ヒュッテの最遅出発時間は15:30とします。

この時間を過ぎても縦走組が到着しない場合は待たずに下山を開始して下さい。

オプションの小岳を目指す場合は、14:00過ぎくらいまでに大岳から仙人岱に下りることが条件です。

(仙人岱付近 ⇄ 小岳 のピストン往復は60分前後かかります)

小岳についてはキャプテン&マモルの下見アルバムを参照してください。

また、歩く方角や森の茂り具合、天候によっては日没前でもかなり暗くなります。

かならず照明器はご準備ください。

縦走コース参加者の下山を律儀に待つことはありません。自由解散となります。

下山報告は必ずパーティーの中の代表者がキャプテンにするようお願いします。

 

施設、移動手段などの詳細は上記《チョイチョイコース》のリンクを参照してください。

 

【八甲田山《チョイグイ周回コース》】ヤマDATA

ピーク標高:大岳 (1,585m), ※オプションピーク・小岳 (1,478m)  = ヤマスタンプ1〜2個GET☆
歩行距離:約12km(酸ヶ湯温泉〜毛無岱〜大岳〜仙人岱〜酸ヶ湯温泉)
高低差:約685m
 
トイレ:酸ヶ湯温泉、大岳避難小屋、仙人岱ヒュッテ
給水ポイント:酸ヶ湯温泉前「辰五郎清水」、仙人岱「八甲田清水」
ケータイ電波:施設付近、拓けた場所はそこそこあり
登山口までの道のり:舗装道路
近隣温泉:酸ヶ湯温泉
 
*展望良好(毛無岱、大岳山頂、小岳山頂、地獄沢)
*仙人岱は過去の登山者に湿地を荒らされ痛々しい景観
 
※ 必ず頂上飯、携行食はご準備下さい。
 
 – – –

八甲田山ツアーMAP_3

※2つある清水は正式にはどちらも同じ名称ですが、場所を区別するために上記のようにしてます。

 

◎上級者向けコース

《グイグイ縦走周回コース》

このコースは、赤倉岳 → 井戸岳 → 大岳 をグイグイ縦走するのを目的とするものです。北八甲田のかなり奥の方まで進むので、相応の体力・経験が必要になるかと思います。仙人岱ヒュッテで先行の《チョイグイコース》参加者と合流しての下山予定です。酸ヶ湯温泉 → A → B → C → 仙人岱 → 酸ヶ湯温泉という周回ルートになります。Aポイントで《チョイグイ周回コース》に変更するのもありですし、Bポイントで《チョイチョイ高見コース》に変更するのもありです。また赤倉岳・井戸岳を縦走後の大岳を目の前に「さすがにこれを登るのはキツいな」と感じましたら大岳をパスして、C  → A へと戻るように進み、そこからロープウェー下山(要時間チェック=最終便は16:20)をするのも、再び毛無岱を戻って下山するのもできます。

 

出発後の給水ポイントは仙人岱の八甲田清水のみ。

こちらのコースは全行程17kmにも及びますので、所々でタイムキープを設け、歩行速度を調整します。

[各ポイントの最遅出発時間目安]

・赤倉岳山頂:13:00

・大岳山頂:14:30

・仙人岱ヒュッテ:15:30

参加メンバーの歩行速度によっては上記タイムよりも遅れ、日没を迎える場合もございます。

必ず照明器はご準備ください。

下山後は自由解散となります。

 

施設、移動手段などの詳細は上記《チョイチョイコース》のリンクを参照してください。

 

【八甲田山《グイグイ縦走周回コース》】ヤマDATA

ピーク標高:赤倉岳 (1,548m), 井戸岳 (1,550m), 大岳 (1,585m)= ヤマスタンプ3個GET☆
歩行距離:約17km(酸ヶ湯温泉〜毛無岱〜赤倉岳〜井戸岳〜大岳〜仙人岱〜酸ヶ湯温泉)
高低差:約685m
 
トイレ:酸ヶ湯温泉、大岳避難小屋、仙人岱ヒュッテ
給水ポイント:酸ヶ湯温泉前「辰五郎清水」、仙人岱「八甲田清水」
ケータイ電波:施設付近、拓けた場所はそこそこあり
登山口までの道のり:舗装道路
近隣温泉:酸ヶ湯温泉
 
*展望良好(毛無岱、赤倉岳〜井戸岳の縦走、大岳山頂、地獄沢)
*仙人岱は過去の登山者に湿地を荒らされ痛々しい景観
 
※ 必ず頂上飯、携行食はご準備下さい。
 
 – – –
 
 
hakkoda_10月_rere 

10月13日(日)・14日(祝・月)

  

★ 集合時間:6:30(7:00 登山開始)

★ 集合場所:酸ヶ湯インフォメーションセンター前駐車場(両日、全コース共通)

☀ 日の出時刻:5:45(市民薄明:5:10)日の入り:17:00(市民薄明:17:30)

▶ 広域MAPはコチラ

(記載時間は熟練タイムですので、初心者はその1.5倍、中・上級者は1.2 倍を目安にして下さい)

※紅葉時期ということで多少混雑が予想されますので、ほんの気持ちですが早めの集合時間にしています。
※市民薄明(しみんはくめい)… 簡単に言えば日没後の薄明かり。屋外で作業ができるくらいの状態。
 
過去に八甲田山の登山経験があり「ちょっと違うコースで行きたいな〜」って方は、上記3コースに縛られず新たなコースを設定して歩いてもOKです。ただし、単独行は不可。その新コースのリーダー(道案内、リスク管理など)を担うよう願います。また、2日間参加する方もいますし、当日の参加メンバーの顔ぶれによってはコースの逆回りやオマケルートの登山も可能ですので何か要望がありましたらグイグイとキャプテンにぶつけてみてください。
 
 

◉ 集合・キャンプ場所MAP


より大きな地図で 【山岳部】いろいろMAP を表示

– – –

周辺にはキャンプができる場所もありますので、遠方からの参加者は前日泊、登山後泊にどうぞご利用下さい。

テントを張ってのキャンプはヤマスタンプ「キャンプボーナス」の対象です。

もちろん駐車場では車中泊も可能ですが、スタンプボーナスの対象にはなりません。

 

▲ 酸ヶ湯キャンプ場(有料)

集合場所から激近のキャンプ場。キャンプ用品のレンタルもやっています。

ここを利用した場合、酸ヶ湯温泉の入浴時間が延長される「管理棟チケット」がGET可能です。

紅葉シーズンの3連休なので、キャンプ用品をレンタルする人は予約を入れた方が無難です。

※テントをレンタルした場合でも「キャンプボーナス」は適用されます。

▲ 萱野高原(無料)

集合場所からは結構離れますが、トイレもあるのでキャプテンのようなビンボーな人にはオススメ。

但し、道路から近いので夜間車の走行音がうるさい場合があります。

温泉までは車で結構走らなければいけません。酸ヶ湯温泉 or 八甲田温泉が最も近いです。

 

– – –

【下山時に日没を迎えた場合】

登山は夜を迎えるとよほど明るい月でも出ていない限り、足下はもちろん周囲が全く見えなくなります。リスクも格段に増しますし、かなり心細くなります。ですのでもしも下山中、日没時間を迎えましたら必ずパーティーを分断させず、一塊になって行動して下さい。ライトの数が増えることで周囲が広く照らされますし、会話をすることで疲労や精神的不安が軽減されます。

【分岐点通過後、何らかの理由で急遽コースを変更する場合】

個人的な移り気でのコース変更はせず、選んだコースを全うして欲しいのですが、途中のケガなどによる緊急時の変更は移動してからで構いませんので電波があるところでキャプテンに電話連絡してください。

【ツアー中にケガをしてしまった場合】

キャプテンがそばにいなく、急を要する場合、ロープウェー山頂公園駅に向かい、現場の人に救助を求めてください。移動または搬送中、ケータイ電波があれば八甲田ロープウェー株式会社 (017-738-0343) にまず電話をしてください。急を要しない場合は、ゆっくりと下山、ケータイ電波があるところから電話してキャプテンの指示を求めて下さい。自力で歩けないほどのケガ人が出た時点で登山は中止し、全員すみやかに下山ルートを進むこととします。

【雨などの悪天候の場合】

基本的に中止といたしますが、希望者がいる場合は「自己責任」のもと、キャプテンが先導します。リスクを十分に考慮した上での準備がなければ最悪の事態も想定されます。前回投稿の「大雨の岩木山」でのレポートを読んだ上で熟考してください。

【質問・ご意見がある場合】

よほどのプライベートなこと以外、キャプテンへの個別メッセージではなく、皆に周知できるようFacebookのイベントページにご投稿ください。

 – – –

1017676_10201625174259495_241401550_n

今回の登山ツアー、

「まずロープウェーで上まで行っちゃった方が時間的にも体力的にもラクじゃない?!」

と思われる人もいるかと思いますが、そのようにしなかったのには理由があります。

画像は今年6月下旬の「仙人岱」です。

元々は瑞々しく美しい湿地帯だったそうです。

しかし、過去の登山者が踏み荒らしてこのような状態になってしまいました。

一時完全に消失した湿地の平原は現在このように歩道と柵が設置され、徐々に戻りつつありますが、

土や石がムキ出しになっていてなんとも痛ましい限りです。

(当日ここまで来る参加者は是非、同じ湿地帯である「毛無岱」と比較してみてください)

このような状態になった大きな原因が、昭和43年に開通した「八甲田ロープウェー」。

開通後、ラクに八甲田山の上まで行けるということでハイカーが急増。

そして美しい湿地帯が踏み荒らされたといいます。

(実は大岳の山頂付近もその当時の踏み荒らしの影響を受けているらしいです)

人間の勝手な利便性という杭を自然の中に打ち込んでしまうとこういう破壊を招きます。

岩木山もリフトで行ける9合目から上の風景も、実は人為的な影響もあるのかもしれませんね。

 

そんなことも踏まえ、せめて登りは体力・経験問わず歩いて登って欲しい!という想いがあります。

今回のツアーでは「登ってみて自力下山が大変なようだったら…」という、

あくまで救済措置としてロープウェーを位置づけています。ご理解頂ければと思いますm(_ _)m

 

tent

ということで今回は3コース! さらに2日間、2度の登山ツアー!

八甲田山は連峰です。山の向こうにまだまだ山が見えます。

きっとこれまでの山とは全く違った風景を見れると思いますよ〜☆

参加ご希望の方は、どの日どのコースを登るか明記し、FBイベントページまたはE-mailでご連絡下さい。

 

キャプテン

IW_a1

2013/09/18

まず、はじめに。

今回の投稿は長いですm(_ _)m

でもそれだけに私の想いが詰まっておりますので一読頂けると幸いです。

特に今回、岩木山を登った方々には結構深めに届いてくれるのではないかと思います。

(ハムジくんの影響を受けたので多少ドラマ仕立てでお送りします)

 

IW_a2

 

9月15日(日)、朝7:00。岩木山神社前に私を含め18名の山岳部メンバーが集う。

今年最大のパーティー人数となった。

山岳部発足からたった数ヶ月でよくぞここまで人が来てくれるようになったものだ。

中には久々に会う仲間もいる。あいにくの天気ではあったが、私はとても嬉しかった。

 

下山者回収用の車を置きにいった、5km先の嶽温泉はとても激しい雷雨だった。

岩木山に「どうしますか?」と問われたなら、私個人は即座に「こんな日には登らない」と言う。

キャプテンとして17名に「どうしますか?」と問う。7名が「やる」と言う。

うち1名は装備に雨対策が全く施されていない。

正直、困惑した。

 

本来、ツアーを引っ張る者として「自己責任」という言葉は使いたくない言葉だ。

それは「キャプテンである私は、皆さんの安否に責任を持たない」ということを意味する。

つまりは「逃げ」の言葉である。

でもその言葉を言わなければ今回は「成立」しないと思った。

そして同時にこう思った。

 

(ちょっとヤマをナメていませんか?)

 

essay1

 

ここで11年前の私の話。

当時24歳、山開きがされていない5月末の雪の富士山を単独登頂した。

(以下、当時の手記をもとに綴ります)

富士山の山開きは7月1日〜8月末の2ヶ月間。とても短い。

登山経験など無いに等しい私がそんなことを知る由もない。

とりあえず思うままにバックパックに荷物を詰め込んだ。

  • 2,000円の寝袋
  • 着替え2回分(フリース素材上下含む)
  • 水1.2リットル
  • ゴアテックスのウィンドブレーカー(上下)
  • フリースの帽子
  • バカチョンカメラ
  • カロリーメイト1箱・板チョコ1枚、メロンパン1個
  • ペンライト
  • 時計(CASIOのプロトレック)
  • その他小物(ティッシュ・筆記用具・携帯電話など)

装備衣類は綿100%のスウェットにチノパン、靴はアシックスのマラソンシューズ。

 

標高3,776m、雪を被った富士山に上記のような人間が向かった。

 

ガスに覆われた視界不良の5合目展望所に車を駐車し、登り始めたのが15:30。

車中泊続きの寝不足が祟ったのか、開始10分で足首を軽く捻挫。

6合目から徐々に雪に覆われ、足はズブ濡れに。

ここで単独行のおじさんとすれ違う。

頭からつま先までフル装備の人が、この雪により7合目で引き返して来たと言う。

 

私はそれを聞いてもなお登り続けた。

雲行きはさらに怪しくなり、雪も深くなっていく。

途中の山小屋は全てブ厚い木板で打ち付けられていて中に入る事ができない。

森林限界。風を凌げるような林や大木は皆無である。

休む場所がないのでひたすら岩と雪の上を進むしかない。

喉がカラカラになり水筒の水を飲む。数時間前までは温かった水がとても冷たくなっていた。

ほんの3分を歩き続けることができない。体が重い。空気が薄いというのを身をもって理解する。

一体何の意地なのか、それでも頂上に向かって歩いた酸素不足の体は、8合目で日没を迎える。

山小屋はもちろん使えないが、そのとなりの奇妙な建物だけは中に入る事ができた。

それは富士山の病院と言ってもいい、診療所というものだった。当時、もちろん無人。

奥の部屋には鍵がかかっていて入れない。

土間があった。ここで夜を過ごすほかなかった。

 

… 寒い。寝袋がしょぼすぎる。震えがくる。息が白い。左手首にしていたプロトレックは3℃を示していた。

下界からはるか遠くの岩と雪の富士山8合目、音の無い世界が襲う。幻聴が聴こえてくる。

どれもすべて初めての体験。

そしてこの初体験だらけの先にはきっと「死」という取り返しのつかない体験が待っているのだ。

 

(ああ、俺は馬鹿なことをしたな)

 

ただただ、涙が流れた。

涙を拭う気にもならない。どうせ死ぬのなら何をしてもムダだと感じる。

涙が温かいうちはまだ生きてるんだなと思った。

天井に吊るされている救助用の大きなソリが棺桶に見えてくる。

目を閉じると、ゆっくりとした走馬灯が始まった。まぶたの中であらゆる感謝と懺悔をした。

 

– – –

 

上記は24歳の私が、富士山で実際に体験したことのほんの一部です。

まぁ今、皆さんと山を登っている私がいますから、奇跡的に登頂して生還したわけです。

この後、実はちょっと背筋がブルッとくる、とてもスピリチュアルな体験をしたのですが、

続きはいつかどこかの山小屋で泊まったときにワイン片手にお話ししましょう。

話を戻します。

 

IW_e1

 

(ちょっとヤマをナメていませんか?)

 

人間というものは、本を読んだり、人から話を聞くなどして学ぶ事ができる。

しかし実際に体験しなければ実感できないし、本当の意味で理解したことにならない。

私がいくら「自己責任だ」「装備が無いとマズい」と脅しても「登ります」と言う。

やはり、ヤマのことはヤマに教えてもらうしかない。24歳の私がそうだったように。

「地獄に落ちないように、地獄を見る」ということ。

葛藤はあったが、私は7名を雨の岩木山に連れて行く事を決め、登山を開始した。

 

– – –

 

順を追った登山詳細は後ほどFacebookのフォトアルバムからレポートすることにして…

結果、この登山は「キャプテン」として、私が多くの地獄を見る事になりました。

ここからは、登山開始から下山完了までの間、様々な局面で存在していたリスク、

そしてキャプテンとして至らなかった反省点をご報告し、今後に活かしていきたいと思います。

タイトルは明るめのトーンですが、詳細文は皆さんに危機感を持って頂けるようシビアな文体で書きます。

これはあくまで私の認識不足・判断ミスであり、参加メンバーへ向けたものではないということを強調しておきます。

 

 

IW_c1

 

「キャプテンのくせにバックパックのレインカバーを豪快に忘れる」

 

登山決行が決まり、私はメインの大きなザックのレインカバーを探していた。時刻はすでに8:00。さっさと出発しなければいけない。結局、レインカバーは自宅に置き忘れ。下見登山用のサブのバックパックに切り替え、そのカバーを使用する。皆をケアするための補助アイテムの大半(ダウン系の保温衣類、傘、予備の低性能のレインスーツ上下、着替えなど)を車に残してしまうことになる。皆を待たせていたので、急いでパッキングして出発。これによりヘッドランプなどの照明器が3つも入ったスタッフバッグをここで入れ損ねている。このあたりをミスらなければ、雨装備が不十分だった1名にレインスーツを着せるなど保温対策ができたし、日没後の下山時にもヘッドランプを皆に貸し出すことができた。

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

「男と女は違う生き物、パーティーの歩行速度に差があり過ぎた」

 

序盤からパーティーがどんどん伸びる。百沢スキー場手前ですでに100〜200メートルの伸び。疲れが出てくるとそれはさらに伸びる。このとき私は長時間の登頂行程というよりも、途中の山小屋で引き返して終了または8合目でバス下山だろうと予想していた。しかし、皆さんのタフネスと頂上欲が勝り全員が登頂。しかし、先頭集団の長時間の待機が雨による冷えを招き、さらには行程時間そのものが長くなってしまった。快調に進む先頭のメンバーには悪いが、速度を落とすよう指示を出すべきだった。

 

IW_b2

 

「焼止ヒュッテでの休憩で、岩登りレクチャーをすべきだった」

 

焼止ヒュッテから先はこれまでの地形とはかなり異なる大沢の岩場を登る。あのヒュッテでの休憩はただの昼食時間にせず、岩場の登り方のレクチャーを行うべきだった。増水した大沢の岩場では事故があってもおかしくない。しっかりとした岩用のグローブならいいのだが、それ以外の手袋ではかえって滑ってしまう。濡れた軍手ほど滑るものはない。女性には酷ではあるが、素手が一番グリップが利く。岩の細かな凹凸も把握できて感触をしっかりと得る事ができる。

 

IW_f1

 

「大沢では私がグイグイ先導するべき」

 

先述の通り、大沢の地形はこれまでの登山道と大きく異なる。私が先導すれば、安全はもとよりペースメーカーの役も果たし、隊列を組むことができたのだが、歩行が不安な最後尾メンバーのケアに回ってしまった。また、ここで急に強く降り出した雨により視界が狭くなったのだと思われるが、ルートとズレたところを登って行くメンバーを遠巻きから何度か見かけている。一本の沢なので迷う事はないが、ルートファインディングをしっかりとしないと行き止まりになって余計な体力を使ってしまったり、ケガをする可能性もある。私が先頭を行けば正しいルートを示してあげることができた。

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

「鳳鳴ヒュッテ到着時刻がひとつのカギだった」

 

9合目にあたる鳳鳴ヒュッテに到着したのが14:30。メンバーの調べによると、8合目駐車場からの最終バスは15:45。すぐに下山すれば間に合うくらいの時間だった。メンバーに意志確認をすると「頂上を目指したい」と言う。私としてはすぐにバスで下山する事を勧めたかったのだが、その輝く表情を見たらなんとか頂上まで行かせてあげたいと思った。雨装備が無い1名の体調が懸念されたが、本人は問題ないと言うので温かいハーブティーで暖をとって出発。これによりバスでの下山という選択肢が消えた。

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

「メンバーのナイス機転への甘え、スカイライン営業に対して無知だった」

 

無事に山頂の小屋に到着。ここでメンバーの機転から「8合目の駐車場までタクシーを呼ぶ」という、私が考えもしなかった方法が浮上し、タクシーを見事手配。これで私含め、一同大喜び。ピストン下山で再び鳳鳴ヒュッテまで戻ったときに残念な電話が入る。8合目まで続くスカイラインのゲートがすでに閉じられていて登って来れないとのこと。私の認識が甘かった。事前にスカイラインのWEBサイトをチェックしていたのだが、そこに書かれた「夕日鑑賞のため、営業時間を延長致します」という文字に安心しきっていた。しかし、実際にはその下に「最終入場時間は日没の1時間前」というのと「但し、天候によって中止の場合もございます」の文字。このときはまだ日没の90分前だったが、おそらく雨天ということと台風の接近もあり延長中止となったのだろう。これにより嶽ルートで自力下山という選択だけが残った。

 

IW_a5

 

「8合目駐車場まで下山、雲海を見て浮かれる」

 

自力下山が決まり、気合いを入れ直して無人の8合目駐車場に到着するころには天気もすっかり回復し、気温も上昇。かなり過ごしやすい気候となった。その上、眼下には雲海が広がり、皆のテンションも上がり記念撮影タイム。このとき私の時間感覚が消えてしまった。この悪天候の岩木山をメンバーと共に登頂したことに酔いしれていたのかしれない。なんだか勝手なエンディング感にその場が包まれてしまっていた。楽しく記念撮影している我々に日没はすぐそこまできていた。

 

IW_h1

 

「日没、そしてパーティーが分断」

 

8合目をあとにし、再び嶽ルートで下山を開始したのが17:30。私にはあるひとつの懸念があった。雨装備を持たずにずっとここまで来たメンバー。要所要所でコンディションを確認する度に「大丈夫です」ときっぱり言う。事実、下山時もほぼずっと先頭を切って歩いていた。しかし、雨に濡れ始めてから8時間以上も経過している。山頂での彼の手は強風にさらされ冷えきっていた。(本当に『大丈夫』なのか?)(ずっと先を歩いているのは、実はツラい寒さから一刻も早く抜け出したいという気持ちの表れではないか)そんなふうに疑い、下山時から私はずっと彼と一緒に先頭を歩いていた。歩きながら必要以上に話しかけて彼の反応を確かめた。結果、彼は本当に「大丈夫」だった。幼少期から始めたスポーツを未だに続け、県選抜選手にもなったことがある彼の心身はやはり頑丈なのだろう。しかし、それを確信したときにはすでに日没を迎え、嶽の森はどんどん暗くなる。ヤバい。メンバーに照明器の携帯を確認、指示していない。振り返っても誰も見えない。ここで皆に貸し出すためのヘッドライトを車に置き忘れてきた事を強く悔やんだ。(皆はちゃんとライトを持っているのか)(誰か孤立してしまっていないか)(暗闇の恐怖に苛まれていないか)(雨によりただでさえ足場が悪くなった暗い道で転んでいやしないか)…あらゆるリスクがグルグルと頭を交錯した。私が速攻で下山し、ライトやその他の補助ギアを取って戻ってこようと足を早めたが、視界が開けたところで地図を確認すると下山までまだまだかかる場所にいた。足の向きを変え、メンバー全員の状態を確認するため下ってきた道を登り返す。7名はこの暗闇の中、一体どうしているのだろうか。緊急用アイテムを収納しているミニケースから手回し式の手持ちライトを取り出して戻ると1人目、雨装備が無い彼と会う。もちろんライトは持っていない。寂しいとは思うが皆と合流するまでその場で待機してもらう。2人目、ライトの灯りが見えた。合流ポイントを指示し、再び登り始めると3人目の水溜まりを歩く音が暗がりから聞えてくる。彼もライトを持っていなかった。4人目、とても明るい高性能のヘッドライトが見えた。ひとり一人にこの後のプランを伝えて登って行く。5人目と6人目は二人それぞれヘッドランプを装備していた。そして最後、手持ちライトを携帯した7人目と合流。登り返しながらジワジワと実感する。パーティーは最大に伸びていた。伸びていたと言うよりはそれぞれが孤立、分断されていた。8合目から下りるときに転倒したという7人目のメンバーと一緒に合流ポイントまで下っていく。しばらく離ればなれになっていたパーティーが再びひとつになり、団子状態でゆっくりと下って行く。途中にあるスカイラインに抜ける道を進むことも考えたが、そちらのルートの下見が不十分だったこと、幸いライトの数が予想以上に多かったということでこのままゆっくり嶽温泉までの最短ルートを進んだ。

この項目は私が最も恐怖を覚えた局面だった。天候が回復して風も止み、気温が上昇したのは運が良かった。秋特有の夜の冷え込み、さらにはその翌日のような台風の影響を受ける暴風雨に変わっていたら… 果たして心身まともに下山できたのだろうか。

 

IW_a6

 

「キャプテン、みんなを励まそうとするが豪快にスベる」

 

全員が一塊になっての下山。夜のぬかるんだ森を下って行く。8人中、6人のライトだけがチカチカと光っている。すでに10時間以上の行程。疲労はピーク。こんなときは元気を出すためにお互いを励ましたり、他愛のない話をしたりすると、体の疲れや痛みを忘れたり、時間が短く感じられたりするもの。そこで私は後続のメンバーを盛り上げようと「どうです、盛り上がってますか?」と問いかける。反応は皆無に近かった。やはりこの状況、会話をする余裕は無い。見事に逆効果。こともあろうか私のテンションまで下がってしまった。黙々と足下に集中して歩き、嶽温泉に到着。

 

– – –

 

(ちょっとヤマをナメていませんか?)

 

すみません、私もナメてましたm(_ _)m

 

今回はいろいろなリスクにさらされていました。

自己責任とは言いながらも、参加者の皆さんにはツライ思いをさせてしまいましたm(_ _)m

しかしヤマを登る以上、こういう経験をしておくことができて良かった、と不謹慎ながら思っております。

今回のような状況を経験して初めて学ぶこと、感じることがあるからです。

 

IW_i1

 

長々と書き連ねてしまいましたが、これは何も山岳部のハードルを上げようというものではありません。

初心者から経験者までが支え合いながらヤマを楽しむというスタイルは全く変わりません。

ですので「次回からは全身を専用ギアで固めるぞ」とか、

「足を引っ張らないようにジムに通い始めるぞ」とか、そんなことをヘンに考えないでください。

 

変わっていくとしたらそれは参加した皆さんの中身です。

ヤマで色んなことを学んでいく度、自分自身が変わっていくはずです。

健康的な体が作られていくのはもちろんですが、青森の自然の素晴らしさ、多様なヤマ仲間からの影響、

それらは日常では得難い大変貴重なものです。

そしてリスク管理というものはきっとお仕事や生活、有事にかなり活かせると思います。

 

logo_a

 

この山岳部はFacebookの機能を活用して連絡をとっています。

先日、ヤマ全般の情報交換をする山岳部グループトーク「ヤマグループ」を作りました。

(こちらはヤマスタンプ保持者でまず作りましたが、持っていない人でも入れますので希望者はご連絡下さい)

その中で今回の岩木山を積極的に考察するスレッドが立ち上がり、とても有意義な情報交換がされてます。

あのようにたくさんの文字を時間をかけてタイピングしてくれるなんて…とても嬉しいです。

鈴木先生はじめ、追随してコメント投稿してくれた皆様、ホントにありがとうございますm(_ _)m

「ふーん、なるほど」と思うだけでなく、何かありましたらどうぞ積極的に投稿・レスポンスして下さい。

呑み会などと違い、ヤマではあまり参加者同士でおしゃべりすることがありません。

そういった意味でこのグループは大変重要なコミュニケーションであると思っています。

 

その岩木山登山を考察・反省するスレッドの中で何人かのメンバーが、

「キャプテンに頼り過ぎてはいけない」という内容を載せてくださいました。

これは私がキャプテンとしてまだまだ頼り甲斐がないということでもあり申し訳ないのですが、

それ以上に皆さんの自覚や責任能力が向上してくれたことがとてもとても嬉しかったです。

そうです、ヤマでは人を頼りにしてはいけないのです。

(理由はいくつかありますがそれはまた別の機会に…)

しかしツアーで「私を頼りにしないでください」と私が言ってしまうとそれは「自己責任」と同様、

主催として逃げ/責任放棄の言葉になりますので、私の中では禁句でございました。

初心者が多いこの山岳部、とりあえず1年、600〜1,500mほどの山を登っていれば、

皆さんのスキルアップや自覚もそのうち生まれてくるだろうと思っていましたが、

まさかこんなに早くその気持ちが芽生えるとは! 岩木山効果ですね。

 

私は特殊能力者ではないので個性豊かな皆さんにどんな山登りが適しているのかまだ全然分かりません。

なので自分で考えて自分に合った登山スタイルを焦らず、少しずつ見つけていってもらえたらと思います。

そしてそれはきっと自分自身を知る手がかりにもなります。

 

登山ツアーの日が近づいてくると度々質問を受けます。

「何を持って行けばいいですか?」

これを聞かれると、ヤマに入るのに何も自分の頭で考えないつもりでは?と感じてゾッとしてしまいます。

「次の山はどんな山ですか?」

「◯◯は必要になりますか?」

こういった質問は、自分で装備や持ち物を考える意識があるので少しホッとするのですが、

それを考えてもらうために、あのFacebookアルバムの下見レポートがあるわけです。

全く質問をしてこない人もいますが…

それは十分に準備があって自信があるからである…と思いたいです_笑!

 

IW_j1

 

最後になりますが、私がツアーのときに背負っているあのバックパック。

日帰りツアーなのになんであんなにデカいの?と思う人も多いかと思います。

あれがまさに11年前、私が富士山を登ったときに背負っていたものです。

今回は先述通り、愚かにも使用できなかったのですが、あの中には何が入っていると思いますか?

抽象的な言い方をすれば、あの中には「11年前の私」が入っています。

とても大きく重い荷物です。

でも不思議とイヤな感じではありません。

どうやらこの荷物は、私が皆さんにヤマというものを伝えれば伝えるほど、小さく軽くなっていくようです。

 

いつか私がいつものツアーにも関わらず、20〜30リットルの小さなバックパックで登っているのを見かけたら…

それは皆さんが立派なヤマニストになったということです(ドドーン!)←効果音

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

来月は岩木山と同じ日本百名山、八甲田山ツアー!

詳細は後ほど、このブログに投稿しましてFacebookイベントからリンクさせます。

よろしくどうぞ〜!

 

キャプテン

image

2013/09/05

どうもキャプテン・ヨイチです。

6月の名久井岳登山から始まり、グイグイと月イチで開催している登山ツアー。

参加者の皆さんもかなりヤマに興味を持ち始め、登山用ウエア&ギアを独自で入手しています。

ピンキリではございますがアウトドア用品、決して安いものではございません。

どうか家計や貯蓄を圧迫しないよう、必要なものを少しずつ揃えていってみてください。

さて今回の記事から、私が知っている範囲ではございますが、

ヤマに関する耳寄り情報、ナイスアイテム、豆知識などを月イチで連載していこうと思います。

 

今回、ご紹介するのはハイテクなスマホアプリです。

その名も「FieldAccess」(フィールドアクセス)有料アプリ350円。

アプリのソムリエ、鈴木先生が教えて下さいましたm(_ _)m

image

このアプリの素晴らしいところは、iPhoneをGPS地図にしてくれること。

あらかじめ電子国土の地図をキャッシュ(ダウンロードのような状態)しておけば、

自分が現在どこにいるのかはもちろん、移動した時間、距離、高低差、軌跡をデータにして可視化できます。

電子国土の地図は登山道などの細い道も点線で地図上に描かれていて、まさに登山用地図。

なんとケータイの電波がない所でも空さえ見えていれば人工衛星を利用してGPS機能を使うことが可能。

ただしこの衛星を使うやり方は電力消費が激しいので、予備バッテリーもあった方がいいです。

実際の使い方は「FieldAccess」正式ホームページを参照ください。

 

私、下見の際はこのアプリで地形を把握したり、迷わないように現在地確認をしております。

上記画像(鋸岳の下見時)のようにGPSのログをとっておいてヤマDATAにもしています。

鋸岳は登山口から頂上まで距離2.38km、高低差438m、時間54分32秒、というような感じです。

 

普段は有料アプリなどダウンロードしない私ですが、こればっかりはインストール。

かなり役に立っています。

もちろんヤマだけでなく街でも使えますのでジョギングやウォーキングにも使えそうな感じです。

ダウンロードしたものの使い方がイマイチ…という人はヤマでお会いしたときにレクチャーします。

iPhoneでないスマホの方は、他にも似たアプリがあるので調べてみるのもよいかも。

 

山岳部の登山ツアーのときは独りになって迷うこともありませんから、

あまり必要ないかもしれませんが、個人的にヤマに入る場合は頼りになる忍刀になるかもしれません。

こういうのに頼り過ぎるのはキケンですが、あくまで備えやデータ管理としていかがでしょうか。

 

ひゅー。