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一見さんお断り。とても太い人脈で運営させて頂いております。青森の山を登りましょう。

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22days, 16mountains:11日目(10月21日)「Re2安達太良山」

2014/11/27

5:00 起床

キレイな山小屋にひとり、悠々自適。快適すぎて逆にあまり寝れなかった。

まだ暗い小屋の中でカップラーメンとコーヒーを済ませて、後片付けをした。

 

6:00 出発

小屋を出ると冷たい風が吹いていた。

鼻水をすすりながら鉄山への緩い登り坂を進んでいくと、素晴らしい光景が広がっていた。

 

雲海を照らす、幾筋の朝日。それが安達太良山を徐々に照らしていた。

冷たい空気の中、はっきりと感じる朝陽の暖かさ。

 

「ありがとう、ありがとう」

 

気が付けば目に涙を溜め、呪文のようにそう何度も呟いていた。

それは全く意識的な行動ではなかった。

 

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三度目の安達太良山への道。

これまでのヤマでは感じたことの無いような感謝の気持ちに包まれていた。

私は一体、何に感謝しているのだろうか?

それを後から考えた。

 

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その感謝の対象はあまりに大きく、それでいてものすごく些細なものである。

 

太陽の莫大なエネルギーを自転しながら受け取り続けている地球。

目の前に広がる美しさ、それを作り出す奇跡とも言える気象現象。

過去に爆裂した火山現象。この日、ここにたしかに存在し、私の肉体を載せている山。

動悸が早くなり、白い吐息が先行する。眼球を覆う涙が温かい。この実感。生命活動。

 

この瞬間を作り出した、あらゆる現象に感謝していた。

気の遠くなる程ずっと前から、どんなときも存在し、

広大な砂漠の一粒の砂よりも小さく刹那的なことである。

 

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このとき、ここで、生きている喜びを叫びたくなるほどに感じている。

その喜びに、人は神の存在を感じるのかもしれない。

 

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このとき、山岳信仰という言葉が脳裏をよぎった。

のちに調べてみると山岳信仰には教典が存在しないらしい。

強いて言われているのが、

 

「喉がカラカラに渇いているときに、一杯の冷たい水を飲む」

「そのときの気持ちをどうして人に伝えられようか」

 

ということ。

それ自体を体験するほか無いというわけである。

 

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今回の旅の意味を悟ったころ、安達太良山の山頂が見えてきた。

 

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7:00 安達太良山(1,700m)山頂

三度目の山頂。やっと展望が得られた。

風は冷たくかなり寒い。

 

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下山を始める。

朝日が一層強くなり、火山岩を立体的に照らし始める。

 

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「沼の平」越しに見える秋元湖ともお別れである。

 

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8:10 箕輪山(1,728m)山頂

アングルを変えての磐梯山と秋元湖。

若干、怪しい雲が出始めた。

 

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9:30 下山完了(箕輪スキー場)

下山時は再び史上最大の悪路を下り、急傾斜のスキー場を真っ直ぐ縦断した。

足の大きな疲労を感じた。

太陽光が強かったので、この駐車場で衣類を干したり、荷物を整理しつつ、心も整える。

次の山は、今回の山旅最難関「飯豊山」である。

 

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11:20

喜多方市へ向かう途中から雨になった。

今朝、安達太良山で降られなくて良かった。

 

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振り返り、安達太良山と鉄山を見送る。

やはりものスゴい爆裂火口である。

 

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11:50 大塩虚空蔵の湧水

鉄山・箕輪山には水場は無かった。

道中で見つけた湧き水スポットで補給する。

 

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12:20 喜多方ラーメン福島屋

ちょうど昼どき、道沿いにあったので駆け込んだ。

 

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シンプルな喜多方ラーメンを頂いた。

感じの良いおばちゃんの接客に心がホッコリした。

 

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14:20

喜多方市のコインランドリーで洗濯をして、飯豊山方向へ向かう。

雨の中、またしても峠道。

 

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15:20 いいでの湯

飯豊山の川入登山口手前の温泉に到着。

今日はここの温泉に入って、登山口で車中泊しようと目論むが問題が発生した。

 

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温泉の玄関の張り紙。

今年の猛雨災害により、復旧が間に合っていなかった。

温泉受付の人に訪ねると、登山者はここから5キロにも及ぶ車道を歩いて行ってるらしい。

 

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車道を歩いて行くのはとても疲れる。私は嫌いだ。しかも5kmも。

 

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16:00

しばらく悩んだが、このルートは諦めることにした。

他ルートの情報収集をする必要がある。

米沢市に向かい、ネットカフェに行くことにした。

 

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米沢市に入るも、ネットカフェの場所が分からない。

腹も減ったので地元の弁当屋に入り、購入ついでに道を訪ねると地図を書いてくれた。

ナビ付きのスマホ旅では味わえない、人の優しさに触れる。

そしてこういうのが旅の思い出になり、ヘタクソな地図も捨てれなくなってしまう。

 

誰もスマホやカーナビに感謝の言葉は言わない。

しかし、こうして人にものを尋ねたあとはちゃんと「ありがとう」が言える。

思うに旅や人生とは、どれだけの「ありがとう」を積み重ねれたかだと思う。

 

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21:30 米沢市ネットカフェ

久しぶりのパソコン・ネット環境。ドリンクバー。

当然、ヤマとは別世界だった。

 

ここでまず飯豊山の登山情報を調べた。すると格段に距離が短いルートを発見した。

「大日杉登山口」

このとき、吾妻山でうまく聴き取れなかったあの男性の言葉が合致した。

飯豊山はこの大日杉ルートで行くことにした。

 

ドリンクバーをがぶ飲みしながら、これまでの山旅の画像や動画のバックアップを取り、

向こう一週間の天気予報、今後のヤマへのアクセスなど調べれるだけ調べた。

山岳部の皆へ向けたFacebookも投稿した。

 

どうやら明日の天気も悪そうだ。

あまり気合いを入れてもしょうがないので、夜更かしすることに。

映画「キックアス2/ジャスティス・フォーエバー」を鑑賞して雑魚寝した。

とても下品な映画だった。

 

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*安達太良山(1,917m)【鉄山避難小屋 〜 鉄山 〜 安達太良山 〜 箕輪山 〜 横向登山口】

・累積標高 上り=230m、下り=851m

・歩行距離 7.8km

 

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車移動距離:138km(箕輪スキー場 〜 いいでの湯 〜 米沢市ネットカフェ)

総移動距離:1224.6km

 

出費:

喜多方市=1,899円(福島屋:喜多方ラーメン、スーパー:食材、コインランドリー:洗濯&乾燥)

米沢市=967円(イオン:雑貨・食材、ほかほか弁当:牛とじ弁当)

合計 2,866円(総計 43,505円)

 

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YOiCHi
山岳部代表。 経済力以外のすべての力を兼ね備えた変態。 不信任案が出ましたらすんなり次世代に譲ります。

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